あれこれ試行錯誤しているあなたに勇気の一冊
50歳からの人生を自分らしく生きる勇気
『50歳からの人生を自分らしく生きる勇気』を読んで
Substackで知り合ったまどかさん(田村まどかさん)の本を読みました。
年齢も性別も、生きてきた環境も全然違う。なのに、読み進めるうちにすごく一致する境遇や心境があって、何度も「わかる、わかる」とうなずいてしまいました。人って、やっぱり根っこのところで同じことを思うんだなあ、と。
こうしてKindle出版というかたちで、1人の人生やチャレンジを一冊にまとめること。その価値を、改めて再認識させてもらった一冊になりました。
ドラクエみたいな副業チャレンジの旅
まどかさんは50代のワーキングマザー。ご主人の体調不良による退職をきっかけに、家計を支えるために副業を始めることになります。
写真・カメラ、動画制作、Amazonの仕入れ販売……とにかくいろんなことに次々と挑戦していく。読んでいると、そのボリュームがすごくて「これ、何年もかかってるんだろうな」と感じるんですよ。でも蓋を開けてみると、たった1年ほどでこれだけ動いていたという事実に驚かされる。
まるで名探偵コナン。何十年も連載が続いているのに、コナンはずっと小学1年生。あの「え、まだ1年なの!?」という衝撃と同じ感覚です(笑)。
そしてこの副業の旅がまさにドラクエなんですよね。「これだ!」と思って始めてみたら自分に合わなかった。お金を払って講座を受けてみたけど、やっぱり違った。レベル上げをしながら「これって本当に意味があるんだろうか」と迷いながらも、また次のクエストへ進んでいく。
旅の途中で出会う人たちもまた良くて。街の人、仲間、アドバイスをくれる師匠的な存在……いろんな人と関わりながら、少しずつゴールに近づいていく。RPGそのものです。
一見無駄に見えることも、ゆくゆくはちゃんとつながっていく。でも途中で諦めてしまったら、そこで試合終了。スラムダンクの安西先生の言葉じゃないですけど、諦めなかったからこそ自分らしい生き方へとつながっていったんですよね。
そして最終的にまどかさんがたどり着いたのが「書くこと」。副業としてではなく、自分の思いを表現する手段としての書くこと。そこへ向かっていく流れが、この本の大きな軸になっています。
「稼ぐ文章」ではなく「表現したい」という気持ち
まどかさんの書くことの原点は、小学校2年生の頃から先生と続けていた交換日記だったそうです。
書くことが好きで、書くことへの思い入れがある。だからこそライティングの仕事だってできるはずなのに、なぜか自分から営業をかけに行けない。稼ぐための文章を書くことに、どこか踏み出せない自分がいる。
この気持ち、すごくリアルに伝わってきました。そして実は、自分自身にも重なるところがあって。
僕自身も、小学生のときに授業で絵本を書いて、先生に「すごく良いお話だね」と褒めてもらったことが原点になっています。自分の作品を、自分の表現を世に出していきたい。その気持ちがずっとあるから、今も演劇の世界で脚本を書き続けている。
でも、それが仕事として継続的に成り立っているかというと……まだまだこれから。たまに脚本の依頼をいただくことはあっても、それが安定して続くわけじゃない。ライティングの仕事だって取りに行けばいいじゃないかと言われれば、そうなんだけど、なぜかそこに踏み出せない自分がいる。
まどかさんが「自分がしたいのは稼ぐ文章ではなく、自分の思いを表現することだ」と気づいていく場面を読んで、めちゃくちゃ共感しました。そうそう、そうなんですよね、って。
好きなことを仕事にするって、一見シンプルに見えて、実はとても複雑な感情が絡み合っているんだと改めて感じます。
そのまどかさんが出会ったのがストーリーライターとKindle出版。僕自身も、Kindle出版に出会ってようやく自分の表現したいこととつながってきた感覚があります。まだまだこれからですが、やっと自分が表現していける場所を見つけ出せてきた、というところ。だからこそ、まどかさんのストーリーが他人事に思えなかったんですよね。
原っぱでゴロゴロするイメージ
読み終えたときの感覚を一言で言うなら、こんなイメージが浮かびました。
原っぱでお昼寝しようとすると、最初はゴツゴツした石が当たったり、地面の凹凸が気になったりする。でも、ゴロゴロと体の向きを変えているうちに、その地面の凹みが妙に自分の体にフィットする瞬間がある。そのときの、あの何とも言えない心地よさ。
「自分らしい生き方」って、そういうものなんじゃないかな。最初からぴたっとはまることはなかなかなくて、ごそごそと動き続けているうちに、いつか自分の輪郭にぴったり合うものが見つかる。まどかさんの旅は、まさにその過程を丁寧に描いたものでした。
旦那さんは「最初の王様」
読みながら、もう一つ感じたことがあります。
物語の最初はご主人がまどかさんを応援し、一緒にアドバイスを出し、支えてくれている場面が描かれています。ところが物語が進むにつれて、旦那さんの登場がだんだん少なくなっていく。
でもそれは、まどかさんがドラクエの勇者として、自分の足でどんどん歩き始めたということ。旅が本格的になればなるほど、勇者は自分の力で前に進んでいく。
旦那さんはまさに「頼んだぞ、勇者よ」と最初に送り出してくれた王様・・的な。退職というきっかけが、まどかさんにとって「現世では諦めていた夢にチャレンジするチャンスをもらった」瞬間になったというのも、冒頭に書かれていてとても印象的でした。
後半で旦那さんの描写がなくなっても、その存在がまどかさんの行動を下支えし続けていたことは、きっと変わらない。そういう大切な存在が陰にいるからこそ、人は前に進めるんだなとも思いました。
前世で諦めた夢を、今世で叶える
この本を読んで、こんなことをふと思いました。
まどかさんが「退職がきっかけで、現世ではもう追うことはないと諦めていた夢にチャレンジするチャンスをもらった」と冒頭に書いていた言葉がずっと頭に残っていて。
もしそのきっかけがなかったら、まどかさんが書くことの世界に進むことはなかったかもしれない。そう考えると、「きっかけ」って本当に不思議なものだなと思います。
そこから転じて、こんな考え方が浮かんできました。今自分がやりたいと思っていることは、もしかしたら前世で既に諦めてしまっていた夢で、来世で叶えようと思って今この人生に生まれてきたんじゃないか、と。
そう思ったら、現世である今がまさにそのチャンス。すでに前世の自分が諦めた夢を、もう一度叶えるために今ここにいる。だったら今、やらない理由なんてないじゃないか——そんな気持ちになれました。
ちょっとスピリチュアルな話になりましたが(笑)、この本がそこまで考えさせてくれたということでもあります。
勇気をもらえる一冊
読者レビューに「勇気をもらった」「背中を押してもらった」という声がたくさんあるのが、すごくよくわかります。
まどかさんはもともと小説を書かれているだけあって、気持ちの表現がとても丁寧で上手。試行錯誤しながら歩んできたリアルな道のりが、言葉を通じてしっかりと伝わってくる。「自分もあれこれやってみたけどうまくいかない」「なんでだろう」と悩んだことのある人なら、きっと「みんな同じ道をたどっているんだ、違わないんだ」と感じられるはず。
行動していれば、必ず自分にぴたっと合うものがある。
そのことをこの本はまっすぐに、そして温かく伝えてくれています。あれこれ試行錯誤しながら自分らしい生き方を探している方に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
下の書籍画像をタップすると、Amazonリンクに飛んでいきます。
ぜひ、手に取ってみてください。
まどかさん、素敵な書籍をありがとうございます。
kindle書籍はこちら
↓
まどかさんのサブスタックはこちら
↓





素敵な記事をありがとうございます!😊
私の想いを本当に深くまで汲み取っていただいて、私が考えてもいなかったことまで発想を広げてくださって感激しました。形は違えど、思う所は共通だったりしますよね。これからも想いを表現することを続けていきます。今後の励みになりました。本当にありがとうございます!🙇♀️