感じたことは、届けた方がいい
BACCHO TO THE FUTURE 4
おはようございます。バッチョです。
今週から試しに、四コマ漫画連載「目ん玉飛び子さん」を冒頭に配置するようにしました。新聞のように毎週四コマ漫画もお楽しみください。
パーキング
目次
「こんなこと書いていいのかな」という悩み
ヒイラギさんの話——同じ悩みを持つ方がいた
14人分・3000文字ずつのキャスト紹介
伝えてみたら、思った以上に喜んでもらえた
「言葉が優しい」と言ってもらえたこと
断定しきれない自分でいい
人の魅力を伝えることで、自分の良さが見えてくる
自分が何者か、わかってきた
「こんなこと書いていいのかな。」
この一言で、何度も投稿する手が止まったことがあります。きっと同じ経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
誰かの投稿にコメントをしようとして、変に思われないかな、気分を害されないかな、うまく書けないよな——そう思って、結局書かないまま。そういうパターンって、本当によくあるんですよね。
僕自身もそうです。かなりSNSで発信している方ですが、それでもどうなんだろう、と手が止まってしまう瞬間はあります。
でも今週、やっぱり感じたことは届けた方がいい、と強く実感させてもらう出来事が続きました。
ヒイラギさんの話——同じ悩みを持つ方がいた
Substackでヒイラギさんという方が、こんな投稿をされていました。
「こんなこと書いていいのかな。うまく書けないから、何度も書いたものを消してしまう」
あ、同じだな、と思いました。
僕が引用リスタックでこう書いたんです。「ヒイラギさんは誰かに引用リスタックしてもらった時、嬉しいですよね。だったらヒイラギさんが誰かの投稿を引用リスタックした時も、その人は嬉しく感じていると思いますよ」
そしたら、すごく感激してもらえて、背中を押してあげることができたと言ってもらえた。
伝えないと伝わらない。伝わらないなら思っていないのと一緒、存在しないのと一緒。
ヒイラギさんの投稿を読んで、そのことをまた思い知らされました。そしてこの言葉を自信を持って言えたのは、今週自分自身が「届けたら喜んでもらえた」という体験をしていたからだと思っています。
14人分・3000文字ずつのキャスト紹介
今週は舞台の本番真っ最中で、このニュースレターが届く朝7時がちょうど千秋楽の朝になります。先週は舞台のキャスト紹介の文章を書くことに全力を注いでいました。
出演者は14名。1人につき3000文字近い文章でキャスト紹介を書いたので、合計で4万文字以上。Kindle1冊以上の量になりました。
構成は3段階で、その役者の演技の特徴や魅力、その役者と僕とのエピソード、そして今回の役どころ、という流れで書いていきました。
付き合いの長い役者もいれば、今回初めましての役者もいる。付き合いが長い人は書ける内容がたくさんあるんですが、初めましての人と熱量に差をつけてしまうのはよくないと思って、全員を同じ熱量で3000文字前後で書きました。
書いている途中、正直不安でした。
これって僕の主観や思い込みで書いているだけじゃないか。的外れなことを書いていないか。この役者のエピソードを書いて、気分を害されないか——そういう不安が何度も頭をよぎった。
でも帰ってきた反応は、自分の思っていた以上のものでした。
伝えてみたら、思った以上に喜んでもらえた
次の稽古で会うと、役者たちがすごく嬉しそうになっていて。「よくそこまで見てくれていたんですね」「確かに私そうなんですよ」「自分では全然そう思っていなかったけど、そんな魅力があるんですね」という声が次々と来て。
共演者から引用リポストをしてもらって「こんな熱量で書いてくれる人はバッチョさんしかいません」というコメントをもらったり、「人をよく見ていて、それをちゃんと言語化する能力がすごい」と言ってもらえたりしました。
中でも一番印象に残ったのが、ベテランの役者さんのエピソードで。投稿順番が後半だったこともあって、他のキャスト紹介を読んでいくうちに「自分にはこんなふうに書いてもらえるものなんてないよな」とドキドキしていたらしいんです。そして投稿したら、個人LINEが来て。「こんな風に書いてくれるんだね。自分には何もないって思ってたんだけど、意外とあるんだね。嬉しいよ、ありがとう」と。
その方、本当にすごいところがいっぱいある役者さんなんですよ。それでも「自分には何もない」と思っていた。
自分の魅力って、自分自身では大したことないと思いがちなんですよね。でも文章として見せてもらうと、あ、自分ってこんないいところがあったんだ、という気づきになって、自信につながっていく。そしてそれが稽古の質にも反映されていく——そういう良い循環が生まれていました。
「言葉が優しい」と言ってもらえたこと
読者の方からのコメントの中で、一番心に残ったのがこれでした。
「その人の知り合いのキャスト紹介を読んで、確かにそうだなとうなずくところばかりだった。それをちゃんと言葉にして伝えてあげるバッチョさんはいいですね。しかも言葉が優しさに満ちている。それがすごくいい」
言葉が優しい、という言葉が、すごく救いになったんです。
SNSの発信論では「刺さる言葉にしろ」「断定しろ」とよく言われますよね。「かもしれません」「ではないでしょうか」という表現は誰にも刺さらない、という風潮があります。
でも僕、断定しきれないんですよ。
お芝居の演出をするときも、役者に対して「こうこうこういう風にやれ」と断定した注文をしないんです。「こうやったらいいかもしれないね」という可能性を示す感じで。文章を書く時も同じで、あくまでも自分がそう感じているだけだから、ほかの人も同じように感じるとは限らない。だから断定したくないという気持ちがある。
それが「言葉が優しい」と言ってもらえた。自分が届けたい人に向けて書いているから、それでいいんだ、と思えた瞬間でした。
人の魅力を伝えることで、自分の良さが見えてくる
今回の一番大きな発見は、人の魅力を伝えようとするうちに、自分自身の良さが見えてくるということでした。
人の記事や誰かの魅力を言葉にしていくのは、自分のフィルターを通していく作業なんですよね。だから自分の心や価値観を見つめ直すことにもつながっていく。人の紹介をしているのに、自分のスタイルや強みを発見していっているような感覚があります。
Substackで長文の引用リスタックをしているのも、本の紹介をしているのも、キャスト紹介をしているのも、全部同じことなんだと気づきました。誰かの魅力にスポットライトを当てて、自分の言葉で届けていく。
うまく書けるようになったら書こうと思っていたら、いつまでも書けない。書かない限りうまくならないし、書き続けることでしか自分のスタイルは磨かれていかない——今週はそのことを、身をもって実感した週でした。
とはいえ、どうやって自分の思っている事を言葉にしていいかわからない・・。
どうしても「よかったです」「共感しました」「勉強になりました」の一言で終わってしまう方もいると思います。
僕が実践した来た方法を以前kindleで2冊出版しています。
画像をタップしたら書籍リンクに飛びますので、興味ありましたら読んでみてください。
自分は何がしたいのか、わかってきた
人を紹介しているうちに、自分は何がしたいのかが、だんだんわかってきました。
演劇では役者の良さを引き出すことが演出家の仕事だと思ってやってきた。Substackでは誰かの記事を長文で引用リスタックし続けてきた。キャスト紹介では14人の魅力を言葉にしてきた。
全部、同じことをやっていたんですよね。誰かの魅力にスポットライトを当てて、自分の言葉で届けていく。それが自分の表現の根幹にあることで、これからもやっていきたいことだということが、ようやくはっきりしてきた。
だからSubstackのプロフィールも変えました。
「バッチョ、長文引用リスタックでお邪魔します」
ストレートすぎるくらいですが、これが今の自分を一番正直に表しているかなと思っています。このニュースレターも、毎週Substackで出会った面白い方を一人ご紹介していく形にしていきたいと思っています。
これからも、人の魅力を見つけたら、ちゃんと言葉にして届けていこうと思います。
感じたことは、届けた方がいい。 届けてみて初めて、自分のことも見えてきます。
これだけは断言できます。
*言わずもがなだとは思いますが念のため補足しておきます。
感じたことは届けた方がいいというテーマで書いていますが、相手を否定したり罵倒したり傷つけたりするようなこともズバズバ言った方がいいという意味では決してありません。
とはいえ、人は誰しも否定的にとらえてしまうことがあります。
その場合、相手にぶつけるのではなく「なぜ自分はそう感じてしまうのか?」を言葉にしてみるとよいのかもしれません。
ちなみに以下が今回出演している舞台のキャスト紹介記事一覧です。
ひとりにつき3000文字あるので、全員分読むにはかなり時間かかります。
興味ありましたらこちらもお楽しみください。
・今週のPodcast
今週は2本ポッドキャストを収録しました。
お時間あれば合わせておたのしみください。音声だけでなく文字でも読めます。
来週は舞台のお話と、ぜひ紹介したい方のことをお伝えします。最後までお読みいただきありがとうございます。










人の魅力を言葉にして届けることで、自分の良さも見えてくる。
この視点、すごくあたたかいなと思いました。
わたしもコメントは結構悩んでできないことがあるのですが、
のハードルが少し下がりました。 ありがとうございました!
とても大切な気づき満載でした。さっそく「言語化7つのメソッド」をKindleで拝読しようと思います✨