最近、いろんな人と話す機会があるんですが、
自己紹介をする時に、
「よかったら、バッチョって呼んでください。」
と、自分のニックネームを伝えるんですね。
するとですね。
かなりの確率でワールドカップの話をされるんですよ。
それで初めて、
「あ、今ワールドカップやってるんだ。」
って知りました。
僕、全然知らなかったんですよね。
そもそもサッカーにそんなに興味がないので、
「すみません。ワールドカップやってたんですね。僕、サッカー全然知らなくて。」
と言うと、相手が必ずキョトンとするんですよ。
「えっ?」
って。
なんか、
「せっかくワールドカップの話を振ったのに。」
みたいな空気になるんですよね。
これ、よくあるんです。
僕のニックネームは「バッチョ」です。
サッカーにはロベルト・バッジョという有名な選手がいますよね。
だから皆さん、
「この人はロベルト・バッジョが大好きだから、バッチョなんだ。」
と思って、旬のワールドカップの話を振ってくれるんだと思います。
でも違うんですよ。
ロベルト・バッジョは、
「ジョ」
なんです。
僕は、
「チョ」
なんです。
「ジョジョ」のジョではなく、
「チョコレート」のチョです。
全然違うじゃないですか。
もし本当にロベルト・バッジョが大好きなら、普通に「バッジョ」にしますよ。
なんでわざわざ「チョ」に変える必要があるんですか。
そんなに好きなら、そのまま名乗りますよね。
だから、
「ワールドカップの話をしてあげたのに。」
みたいな空気になるんですけど、
いやいや。
それは最初に思い込んだの、そちらですから。
と、心の中でツッコミを入れております。
もしかしたら、
「本当はバッジョにしたかったけど、何か事情があって、バッチョにしたんだ。」
と思われているのかもしれません。
例えばジャッキー・チェン。
本当は「ジャッキー・チャン」なんですよね。
でも日本では「ジャッキーちゃん」みたいに聞こえてしまうから、「チェン」という表記が定着したという話があります。
だから、
「ばっちょも、何か日本語的な事情があってチョにしたんだろう。」
と思われているのかもしれません。
でも違います。
本当に関係ありません。
そして今回、一番驚いたのはそこじゃないんですよ。
SNSって、本当に恐ろしいなと思いました。
うちにはテレビもありません。
新聞も取っていません。
だから情報源は、人との会話か、SNSか、自分で取りに行く情報なんですね。
今、世の中がワールドカップでこんなに盛り上がっているなら、SNSにも大量に流れてきそうじゃないですか。
でも僕のタイムラインには、ほとんど出てこないんですよ。
たぶんアルゴリズムなんでしょうね。
この人はサッカーに興味がない。
スポーツ系の投稿にも反応しない。
だから見せなくていい。
そう判断されているんでしょう。
実際、僕がフォローしている人の中にもサッカー好きはたくさんいます。
その人のプロフィールを見に行くと、ワールドカップの話で盛り上がっているんですよ。
でも僕のタイムラインには流れてこない。
同じSNSなのに、見えている世界が全然違うんです。
これって、すごいことですよね。
そして、ちょっと怖いことでもあります。
自分が興味を持たない情報は、本当に存在しないかのように見えなくなってしまう。
世間では大ニュースなのに、自分だけ知らない。
そんなことが普通に起きる時代なんですよね。
だからこそ、やっぱり人と会って話すことって大事なんだなと思いました。
今回は、たまたま「ばっちょ」という名前のおかげでワールドカップの話を振ってもらえました。
勘違いから始まった会話ではありましたけど、そのおかげで世の中で何が起きているか知ることができたわけです。
AIが発達して。
SNSがどんどん最適化されて。
自分の好きな情報だけが流れてくる時代だからこそ。
人と直接話すこと。
人とコミュニケーションを取ること。
そこから、自分ではたどり着けない情報に出会える。
これから先は、そういう時間がますます価値を持つんじゃないかなと思いました。
ということで、今日はそんなお話でした。
最後までありがとうございました。












