喉がだいぶ回復してきました。
本番が終わってまだ2日なんですけど、昨日はかなりガラガラだったので、人間って2日でここまで回復するんだなぁと思っております。
ただですね。
そもそも本番で声を枯らしたわけじゃないんですよ。
実際に潰したのは打ち上げなんです。
でも今回、本番初日の1回目が終わった時に、
「あ、これ2回目、3回目とやったら声が出なくなるな。」
って覚悟したんですよ。
それぐらい感情の起伏が激しくて、とにかく叫びまくる役だったんですね。
普通の発声じゃなくて、泣き叫んだり、怒鳴ったり、怒り狂ったり。
どうしても喉を絞るような発声になってしまう役だったんです。
初日が終わった時点で、途中からもう声がガラガラになり始めていて、
「これは後半のお客さんには、ガラガラ声でやるしかないな。」
と本気で思っていました。
でも、だからといって喉を温存して演技を抑えるのは嫌だったんです。
だったら潰れるまで全力でやろう。
もし声が出なくなったら、その時の自分で最大限やればいい。
そんな覚悟で臨んでいました。
ところが、2回目の本番で、急に感覚が変わったんです。
喉を潰さずに叫べる発声が、急にわかったんですよ。
まだ感覚的なものなので、うまく言語化はできません。
でも、その発声を見つけてからは、千秋楽まで声がほとんど枯れなかったんです。
普通だったら絶対に潰れていたと思います。
だから今回、自分の中ではすごく大きな発見でした。
いずれちゃんと言葉にできるようになったら、自分の記録としても残しておきたいなと思っています。
ところがですよ。
昨日はめちゃくちゃ声が枯れてました。
理由は単純です。
打ち上げです。
打ち上げって、本番が終わった達成感で、みんなテンションが高いじゃないですか。
僕は車だったのでお酒は飲んでませんでしたけど、周りはほとんど飲んでいました。
だから、とにかく声が大きいんです。
しかも役者ばっかりなので、もともとの声量が大きい。
その中で会話をしようと思ったら、さらに大きな声を出さないと聞こえないんですよね。
20人くらいいたので、それぞれのテーブルで話している声が全部重なります。
すると、そのガヤガヤに負けないように、また声を張る。
向こうも大きくなる。
こっちも大きくなる。
まるでレイズを繰り返しているみたいに、どんどん音量が上がっていくんです。
でも、それだけだったら舞台でも同じくらいの声は出しています。
じゃあ、なんで打ち上げで声が潰れるのか。
今回、ようやくわかりました。
舞台の本番は、何カ月も稽古してきたセリフなんですよね。
どういう音量で、どういう呼吸で、どういうタイミングで言うか。
全部体に入っています。
だから喉の使い方も自然とコントロールできるんです。
でも打ち上げの会話は違います。
その場で思いついた言葉です。
稽古なんて一切していません。
どんな声量で話すかも、その瞬間その瞬間。
つまり、セリフじゃないんですよね。
思ったことを、そのまましゃべっている。
だから無意識のうちに喉を酷使してしまうんです。
2時間近く笑って、しゃべって、相づちを打って。
それを続けていたら、そりゃ喉も枯れるよなと。
今回、それがすごく腑に落ちました。
ということで、喉もだいぶ回復してきました。
明日にはもう少し普通の声に戻っていると思います。
……と言いたいところなんですが、たぶんまた少し枯れます。
というのも、本番後に不可欠の役抜きの儀式をやりますので、その話はまた明日お話ししたいと思います。
最後までご清聴いただき、ありがとうございました。












