バッチョ・トゥ・ザ・フューチャー
楽屋からにて「ばちょぺでぃあ」
人生が輝く場面には、必ず子供たちの姿があった。
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人生が輝く場面には、必ず子供たちの姿があった。

BACCHO TO THE FUTURE 2

週一でお届けしていますバッチョトゥーザフューチャー。

今週は、佐世保港で感じた小さなエンターテイメントの話から、インタビューで見つけた自分の原点、そしてサブスタック実験の近況までお届けします。

同じ内容をポッドキャストで喋っています。

長文なので、ながらで聴くスタイルもできます。

目次

  • 戦艦の前で起きた、ちょっとした演出

  • 「大人になるって楽しそう」——インタビューで見えた自分の原点

  • 演劇人が食べていける世界をつくりたい

  • 6月リリース予定『演技力を高める日常の使い方』

  • Substackの出没時間、18時以降に決定

  • コメント周りは「やらしい」と思っていた、でも

  • 1時間に10投稿——短文ノーツの発見

  • 今週のおすすめ記事(滋賀内さん/ちなみさん)

  • 目玉飛び子さん、進捗報告

  • 悪の組織のボスキャラ声で朗読、始めました


戦艦の前で起きた、ちょっとした演出

今週は、五島列島に仕事で行ってきました。

フェリーに乗るために佐世保港に向かったんですが、そこに自衛隊の船が停泊していて。戦艦ってやっぱりかっこいいですよね。

テンションが上がって写真を撮っていたら、同じようにテンションが上がっている10人くらいの団体客がいて。「すいません、撮ってもらえませんか」と頼まれたので、もちろん撮りますよと。

1枚撮って、カメラを返すかと思ったら、僕は返さなかったんです。

なぜかというと、その構図がなんか面白くない。ただの記念写真になってしまう。「もう一枚、アップで撮りますね」「次は離れて撮りますね」と続けて撮っていったら、団体客の方々が「そこまでしてくれるんですか」とすごく喜んでくれて。

しかもその直前に、僕自身がその団体客の前に立って、ちょっとかっこいい角度で写真を撮っていたんですよね。太陽の光が翼みたいに広がって、戦闘機みたいに見える構図で。これをバックに撮ってあげたら絶対いいなと思って、「ここに並んでください」と声をかけて、その構図でカメラを返しました。

こんな構図↓

立ち去る僕の背中越しに、団体客がその写真の出来栄えを見て「うわー!」と歓声を上げているのが聞こえて。太陽が戦闘機みたいになって、自衛隊の船もあって、自分たちもそこに写っている。

僕は振り返らずに、右手でグッドサインだけ送って、その場を去りました。「めっちゃかっこいい」と言われて、なんか映画のラストシーンみたいな空気になったんですが

——僕がやったことって、ただ記念撮影をしただけなんですよね。

普通だったら1枚撮って「はい、どうぞ」で終わるところを、ちょっと工夫するだけで人に感動を与えられる。それ自体が1つのエンターテイメントになるんだなと感じた出来事でした。


「大人になるって楽しそう」——インタビューで見えた自分の原点

今週、「福岡おもしろ仕事図鑑」という本を出している方から、10月発行号への取材を受けました。Zoomでのインタビューだったんですが、これがとても聞き上手な方で。

雑談をしているうちに、なぜ役者をやっているのか、なぜ脚本家・演出家をやっているのか、自分の根本にあるものは何なのか、ということに自然と気づかされていったんです。

僕、Substackや他のSNSのプロフィールに「大人になるって楽しそう。子供がそう思える未来を目指す表現者」というフレーズを書いているんですが、まさにそれが自分の原点なんだなと、改めて実感しました。

詳しく話すと10月発行の本の内容に触れてしまうので控えますが、話しているうちに、これまでの人生、詐欺に遭い借金漬けになったり、先輩役者からのパワハラを受けたり、保険の飛び込み営業時代に半分鬱状態になったり栄養失調になったり……結構大変な時期もたくさんあったことを振り返ったんです。

それでも今もお芝居を続けていられる。なぜなんだろうと考えていく中で気づいたのが、自分の人生がキラキラ輝いている時って、必ずそこに子供たちがいるということでした。

児童劇団をやっていた時の話、今夫婦でやっている劇団バナナという親子向けのお芝居の話、娘が生まれた時の話。自分が一番楽しく、気持ちを込めて話す時って、いつも子供たちが関わっているんですよね。

ちなみに、劇団バナナは娘が生まれてからずっと関わっています。

子供たちが見るのは、大人の姿です。大人が楽しそうにしていれば、子供たちは大人になることに希望を持てる。大人がつまらなそうにしていたら、その希望は持てない。

自分は、子供たちが大人になることを楽しみに思えるような大人でありたい——そう改めて気づかされた、すごく良い時間でした。

10月に紹介された際は、またこのニュースレターでお伝えします。第一号は既にAmazonで販売されているので、よかったらチェックしてみてください。

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(著者直販サイトだと専用のブックケース付きだそうです)


演劇人が食べていける世界をつくりたい

このインタビューを通して、自分がなぜSubstackをやっているのか、その答えも見えてきた気がします。

演劇人や表現者が、ちゃんと食べていける環境や仕組みを作りたい。それが僕の中にずっとあるものなんだと思います。

演劇ってすごくお金がかかるんですが、役者に払われるギャラは本当にスズメの涙だったり、場合によってはチケットを自分で買い取らないといけないノルマがあったりする(僕はそういう現場には絶対出ませんが)。役者自身も「お金なんていいんです」「出させてもらえるだけでありがたいんです」と言ってしまうことがある。

でもそれって、自分のやっていることに価値がないと自分自身に刷り込んでいるようなものなんですよね。25年演劇をやってきて、やればやるほど自分の中で自信が持てなくなっていく時期がありました。

役者は、自分の生活を犠牲にして、寝る間も惜しんで稽古をして、観客に感動や笑いを届けるための特殊技能を磨いている。価値がないなんてことは絶対にない。表現を見て、心が軽くなったり人生が変わったりする人は確実にいるわけで、表現する人はそれだけの力を持っているんです。

そういう人たちがちゃんと自分の力で稼いで食べていけるような環境を作ること。それが自分の使命なんだなと感じさせてもらいました。詳しくはまたポッドキャストでお話していきます。


6月リリース予定『演技力を磨く日常の使い方』

役者として培ってきたことを、コンテンツとして発信していくこともやっています。Kindleでセリフの覚え方や記憶術、発声練習の方法などを出版したり、Brainでも販売したりしているんですが、今執筆中なのが『演技力を磨く日常の使い方(仮タイトル)』という本です。

本当は5月下旬に出版する予定だったんですが、5月からSubstackを始めてそちらに夢中になっていたため編集作業が後回しになっていました。そろそろちゃんとリリースしないと、という最終段階です。

出版したら、出版キャンペーンとして定価800円を期間限定99円にする予定なので、このニュースレターでもお知らせします。役者に特化した内容なので役者以外には役立たないかもしれませんが、役者が普段どんなことを考えて演技力を磨いているのかという観点で読んでもらえたら嬉しいですし、役者じゃない方でも自分の活動に活かせる部分があれば、なお嬉しいです。6月下旬の発表を目指しています。


Substackの出没時間、18時以降に決定

この1ヶ月、Substackの運用方法をいろいろ試してきたんですが、先週から定着したのがこの週1回のニュースレター形式です。新聞のように、今週あったこと・やってみたこと・成果・失敗をまとめてお届けします。

そして、もう1つ定着したのが「長文の引用リスタック」です。

引用リスタックというのは、Xでいうリポストにコメントをつけるようなもの。普通はちょっとした感想を添えるものなんですが、僕の場合は1記事分、1000〜2000文字くらいの文章にして引用リスタックしています。引用元の投稿にインスパイアされて、自分の創作意欲が刺激された記事に対してやっているので、毎日2〜3記事くらい、1日合計で3000〜6000文字くらいになっています。

ただ、長文なのでなかなか読まれないんですよね。

僕はいつも朝に書いて、お昼前には投稿してしまうんですが、平日のお昼ってみんな仕事中。長文をわざわざ読む時間も気力もない。だから投稿してもほぼ無反応。それで午前中ずっと「反応ないなあ」「誰も見てないのかなあ」とサブスタックを何度も開いては閉じて、悶々としてしまうんです。

夕方になって仕事が落ち着く頃、ちらほら反応が返ってくる。

だったら、最初から夕方に投稿されるように予約投稿しておけばいいじゃないか、と。朝書いたものを18時以降に予約投稿する。これで反応がない時間に悶々とすることもなくなる。続けていくためには、自分が一番やりやすい形にしていくことが大事ですよね。ということで、僕のSubstackの出没時間は18時以降になりました。


コメント周りは「やらしい」と思っていた、でも

今週、新しく挑戦したことが2つあります。1つ目は、誰かの投稿にコメントをすることです。

SNSを伸ばすには「いいね周り」「コメント周り」が大事だとよく言われますよね。でも僕、それがすごく「いやらしい」と思っていたんです。特にnoteのプラットフォームでは、記事を読んでもいないのにいいねだけつけている人が多くて。自分のことを見てほしいだけのいいね、というのが嫌で、僕は基本的に読んだものにしかいいねしないようにしていました。コメントも同じで、「私のことを見て」というための行為に見えてしまって、抵抗があったんです。

でも、思い切ってやってみたんですよ。自分がいいなと感じたことを、肯定的に、建設的に伝える。否定や攻撃じゃなく。

最初は勇気がいりました。「共感しました」「すごいです」だけだったら、いいねを押せばいいだけの話ですよね。だから、「ここがすごく良かったです、自分にもこういう経験があって」というように、ちゃんと詳しく書くようにしました。

そしたら、すごく喜んでもらえたんです。

自分が記事にコメントをもらったときも「ちゃんと読んでくれているんだな」「この人にはここが響いたんだな」と思って嬉しくなりますよね。同じことが起きました。

そしてコメントすることで、その人の記事をもっと読みたいという気持ちになる。コメントするからにはちゃんと読まないといけないので、自分のインプットも自然と深くなっていく。コメントした相手ほど、自分の投稿にもコメントやいいねを返してくれるようになりました。

自分にしてほしいことは、自分から先にする。コメントを通して、そういうことに気づけた1週間でした。


1時間に10投稿——短文ノーツの発見

もう1つの発見は、ノーツの投稿です。

僕は短文がすごく苦手で、ノーツも長文になりがちでした。でも長文だとあまり見られない。一方でXみたいに「今日のランチ」みたいな短文を書くのも、なんか面倒に感じてしまって、なかなか活用できていませんでした。

ある夜、娘が寝た後に、今後の演劇の構想とか思いついたことを、いつもならスマホのメモアプリに書き留めるようなものを、そのままノーツに短文で投稿してみたんです。完成していなくていい、思考の途中でいい、と意識を切り替えて。

そしたら、1時間で10投稿くらいできてしまって、それぞれに反応があったんですよね。

長文には反応しない人が、短文には反応してくれる。投稿のジャンルもバラバラだから、「この人はこういうことに興味があるんだな」というのがだんだん見えてくる。短文だとコメントもしやすくなって、交流もしやすくなりました。

未完成のまま、思考の途中のものを投げる。それでもコミュニケーションが生まれる。それに、見られるという意識を持って投稿することで、自分の思考自体もより整理されていく感覚があります。

1時間に10投稿もすると、タイムラインが自分の投稿ばかりになってうざいかなとも思いますが、それが嫌な人はフォローを外せばいいだけ。届けばいい人に届けばいい、というスタンスでやっています。夜10時、11時くらいはみんなあまり見ていない時間帯なので、その時間に短文を連発するのが、なんとなく自分のスタイルになってきました。

長文の引用リスタックは18時以降、短文のノーツは夜10時〜11時頃に連発する。これが今のSubstackでの自分のライフスタイルです。

続けたもんが勝ち、というのは本当にそうで。続けていくほど自分のスタイルや、自分が届けたい相手が見えてくる。とにかくやってみる、続けてみることが、自分自身を発見していくことにもつながるんだなと感じています。


今週のおすすめ記事

今週は、印象に残った記事を紹介します。

まず、しがないさんという方の「今、この瞬間」という記事。これがすごく感動して、20回も読んでしまいました。今の自分がどれだけ幸せなのか、改めて感じさせてもらった文章です。

そしてもう1つ。先週紹介したちなみさんが、面白い企画をやっていて。「心躍る初デート、私の気持ち」というテーマで、男性視点をしがないさん、女性視点をちなみさんが書く、という共同企画なんです。

これがもう、「今、この瞬間」と同じ人が書いたのかと思うくらいギャップがあって、すごく面白い。挿絵もAIで作っていると思うんですが、内容が面白いのに挿絵のインパクトが強すぎて、内容がなかなか入ってこないというくらい爆発的(笑)。ぜひ両方読んでみてください。


目ん玉飛び子さん、進捗報告

最後に2つ、進捗報告です。

1つ目は目ん玉飛び子さんについて。これは僕がBrainというプラットフォームで販売している「AI四コマ漫画が10分で描ける」コンテンツの実践として、目ん玉飛び子さんというキャラクターのXアカウントで4コマ漫画を投稿していったらどれくらい伸びるのか、という実験です。

現在、フォロワーは1名のまま、全く増えておりまっせん!!

画像をタップすると、なんともさみしいXプロフィール画面に飛びます。

そして正直、ちょっと飽きてきて投稿頻度も落ちています(笑)。無理のない範囲でやっている実験なので、無反応・無風状態が続いています。ただ、まだやめるつもりはないので、ちょこちょこ進捗をお伝えしていきます。


悪の組織のボスキャラ声で朗読、始めました

もう1つは、ポッドキャストで今週から始めたことです。

これ、ChatGPTに「YouTubeでやろうと思っている」と相談したら、はっきり「やっても意味がないですね」と一刀両断されたものなんです。

それでも、理路整然と「意味がない」と言われても、やりたいのが人間。

戦隊ヒーローの悪の組織のボスキャラっぽい声で朗読をする、というのをポッドキャストで始めました。よかったら経緯も含めて聴いてみてください。

ということで、今週のニュースレターは以上です。最後まで読んでいただいてありがとうございます。

次号は6月14日に、弥生時代になりきって演劇を楽しむというイベントの本番があるので、その様子についてもお話したいと思います。

以下、今週のPodcast一覧です。

飽いた赤鬼

飽いた赤鬼

飽いた赤鬼 習い事帰りの18時から18時半までの30分間、

うどん屋のテレビで見た、アイドルがソフトクリームを巻けるかチャレンジ。くそどーでもいいのに見てしまった!

うどん屋のテレビで見た、アイドルがソフトクリームを巻けるかチャレンジ。くそどーでもいいのに見てしまった!

ポッドキャストやニュースレターで何か有益なことを発信しようとは思うんですが、自分にはそんなにないよなと思ってしまう方なんですよね。

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